いよいよ明日が検査なのである。
明日何を言われてもいいように酒もタバコも思い残すところがないように浴びてみた。
8月11日の未明、寝ぼけ眼&千鳥足でトイレに行こうとするとおもむろにコケた。
打ちどころが悪かった。目の下と眼球を打った。
あまり乳がんと関係ないんで端折るが悲鳴をあげ、朝5時に救急病院に行って、その後近所の眼科に行って眼帯をする羽目に。
そんな状態で大きな病院へ。
もう片方の目もあかないような状態で旦那はんに連れられ病院内を回る。
まずは乳腺外科にて診察。
先生「何か質問ありますか?」
いきなりあるわけねーだろ!と思いつつ「ありません」と答えるとじゃあ検査へという流れに。
造影剤なるものを打っていいかの血液検査→超音波→マンモグラフィ→3DのCT→診察室に戻る。というシステムらしい。
ここでは造影剤を打ってのCTのお話をしたい。
何だか副作用があるだことの、ごくまれに死んじゃう人がいるだことの説明をうけCTの部屋に行きその危険な造影剤を打っての撮影が始まる。
機械に入る前に大声で「大丈夫ですかー!?体が熱くなりますけどそれが普通ですからねー!大丈夫ですかー!!」
その声のほうがビビるし、体が全然熱くならない。逆に異常なんだろうか。
と考えているうちに機械に入る。
「なにこれ!こんなのはじめ・・・て・・・じゃない!おしっこチビりそうになる感覚?体が熱い!」自分は正常と知る。
この日は目を怪我したせいもあってか、会った人の顔も全然覚えていないし、すべての検査は(待ち時間を除くと)あっという間に終わった感覚である。
診察室に戻ると今度は細胞を取るという。いわゆる生検ってやつなのであろう。
ご家族の方は部屋から出されてしまった。
胸に麻酔をして「バチンッ」という大きな音がしてグリグリなんかされてる感覚。
麻酔してても痛いけんね!
んなこんなでその検査も終了して再度「何か聞きたいことがありますか?」と言われた。
「んー、特にないけど今の時点で先生の見解ではガンですか?」
「はい。しこりの形など、今あるものを見ていうとガンです。今の取った細胞を見てみないとわかりませんが、私はこれからあなたにどういう治療をしていくかを考えます。」
後日、造影剤を使ったMRIの検査に行き、絶対に機械の中に入ると顔が痒くなるという現象と戦いながら結果が出る8月25日を待つのでありました。
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桑鶴良平
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