2018年12月8日土曜日

根拠の有無

その健康法に根拠はあるのか?

がん告知を受けてから、毎月病院で健康的な本を購読するようになったり、健康番組を観るようになったり。
内容としてはどこも同じだが、トマトやヨーグルトが身体によいとか、免疫力や体温を高めるとか。
適当に頭に入れて1年ほど経った頃、義理兄が癌になって末期と聞いた。
医者にも頼らず自分で食事療法をしているという。

最初にその話を聞いてから会った時に、すごく痩せてしまっていた。
荒木裕という医師の糖質制限を実践していると言うが、痩せ方がすごかったので心配した。
しかし、本人がいろいろ調べての事。理論としては納得できる。
それからは、お互いに情報交換を行うようになった。

ある日、私が「○○が良いみたいよ」と話した。(ちょっと何だったかは覚えていないが^^;)
すると「奈緒ちゃん、それは具体的に何がいいの?どう効くの?根拠はあるの?」と聞かれた。
タジタジ。

良く健康番組をやった翌日、(例えば魚肉ソーセージ)売り場で「昨日テレビ観た?」「あ~良いだってね」「何にいいだかわかんないけどね~」「なんにでも聞くようなこと言ってたじゃん。」「とりあえず買ってみるかね~」と、全く知らない人同志で話しているのを見かける。

一緒だ。
癌を本気で治すという意識になっていないと思い知らされた瞬間だった。

それから、色んな本を読んだ。
理系の兄らしい言葉だが「根拠」、確かに大事でありそれを念頭に本を読んだりすると「内容のない」本もたくさん出版されていることが分かる。

癌患者になってから、「これがいいよ!がんが治った人がいるんだって!」などとの食品などをくれた人達がいたが、本当に試す価値のあるものなのかも自分で見分けなければならない。

「病気を治す」ことを第一に、次に美容に良いことをと考えアンテナを張っていると本当にくだらない情報に当たることがあり憤りを感じることもしばしばある。

免疫力を上げるには朝フルーツを食べて、この本に書いてあるレシピのお料理を・・・

全てが誰にも効かないわけではないと思うけど、ホンモノかどうか見極める目を持ちたい。

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